Evola (Evolutionary annotation database, http://www.h-invitational.jp/evola/)はH-InvDBで定義されたヒト遺伝子の分子進化データベースとして、ヒト代表配列(1配列/遺伝子座、2.3.2)と14種の脊椎動物とのオーソログ(オルソログ、ortholog:共通祖先遺伝子から種分化によって分かれた遺伝子)情報を提供しています。
また、ヒトと各生物種間でスプライシングバリアントを比較することもできます。
EvolaへはH-InvDBの各所にある「(樹木アイコン)」からアクセスできます。例えば、Transcript view(4.1)でヒト遺伝子を調べている時にアイコンをクリックすると、その遺伝子についてEvolaメインページで表示します。
ここではEvolaの画面構成と使い方について解説します。Evolaのオーソログや遺伝子ファミリーの解析方法については 2.5 分子進化解析 を参照してください。
なお、Evolaでは生物種は、"Human (Homo sapiens)":一般名(種名)、"Chimpanzee (Pan):一般名(属名)のように表記し、生物種ごとに色を割り当てています。
Evolaの概要、更新情報、統計情報(オーソログ数と UCSCゲノムのバージョン)が表示されており、ここから検索ができます。このページは日本語と英語の両方で提供されています。
図 4.10.1a トップ/検索ページ画面
図 4.10.1b 検索結果画面
左フレーム(左画面)にオーソログ情報、右フレーム(右画面)にはアラインメントと遺伝子座情報を切り替えて表示します。
図 4.10.2 メインページ
図 4.10.2a アラインメント(Alignment)
図 4.10.2b 遺伝子座 (Locus maps)